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時事

ラッセル訓練とは?責任は栃木県高校体育連盟なのか?

2017/05/14

2017年3月27日に栃木県那須町の那須温泉ファミリースキー場で「春山登山」の講習に参加して雪崩事故に巻き込まれた県立大田原高(大田原市)の男子生徒7人と男性教諭1人の計8人が死亡した。

という悲しい事故が報道されました。

しかも、雪崩に巻き込まれる直前に登山講習は中止したが、急遽ラッセル訓練をしたがための事故ということです。

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ラッセル訓練とは?

「ラッセル」は、深い雪をかき分けて、踏み固めながら道をつくって進む冬山登山の技術です。

足場を固めながら進んでいきます。

パーティーの中で、雪をかき分けて進む先頭者を交代しながら行います。

雪の深さによって歩行技術も必要ようなたも、技術や体力をつける目的でラッセル訓練をすることもあります。

腰の高さまである雪をラッセルすることを「腰ラッセル」。

胸までの雪をラッセルすることを「胸ラッセル」と言うこともあります。

ラッセル車という車がありますが、険しい雪道でも雪を払いのけながら進むことができます。

このラッセル車を発明したアメリカ人の「ラッセル」が言葉の由来です。

 

ラッセル訓練が雪崩を誘発した?

一部の報道ではラッセル訓練が雪崩を誘発したとの情報もありまし。

季節も3月の下旬でドカ雪が降ったのであれば、ラッセル訓練によって表層雪崩を誘発した可能性も否定はできないですよね。

これらは後々の事故調査によって明らかになると思います。

 

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那須温泉ファミリースキー場の安全確認は?

那須温泉ファミリースキー場

那須温泉高原ファミリースキー場はその名の通りファミリー向けのゲレンデが3つしかない小さいスキー場です。

現場の那須温泉ファミリースキー場は今年の営業を3月20日で終了しています。

ということは、スキー場を管理する方々はいなかったのでは?

ゲレンデを圧雪する人もいない。

スキー場全体の雪の状態や安全確認をする人もいなかったのでは?と思われます。

 

責任は栃木県高校体育連盟にあるのか?

悪天候のため、現地にいた県高校体育連盟登山部の猪瀬修一委員長らの判断で、午前7時から予定していた茶臼岳への往復登山は中止した。

ここまではよかったんですよね。

 

しかし、「冬山登山に必要だ」として、ゲレンデ周辺で「ラッセル訓練」をすることを決め、午前8時に訓練を始めたという。

雪は激しく降っていたとしても、登山ではないし。

しかも、ゲレンデという安心感もあったのでは?

以前にも長野県の栂池高原スキー場でもスキー講習中に雪崩に巻き込まれて、二人の方が亡くなる事故がありました。

わたしも何度もスノーボードをしに栂池高原に行ったことがありますが、あのなだらかなゲレンデの栂池で?!って思ったことがあります。

 

訓練に踏み切った判断は適切だったのか?

警察は業務上過失致死で捜査するとのことですが、先生方もこういうラッセル訓練の経験も大切ということで、ゲレンデで行った訓練。

 「ベテランの先生がその場で判断して、実行したのではないか。子どもたちに安全教育をする使命感の下で判断したと思う。これまで一度も事故がなく、山岳登山の先生たちを高く評価しており、こういう事故が起きるとは思っていなかった」

どちらにしても悲しい結果になり、亡くなったご家族の気持ちを思うとなんともいえない気持ちです。

ご冥福をお祈りいたします。

 

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